〜無意識の思い込みが体に与えている影響とは〜
日本は、雨の日が増えてくるこの季節。
体も心も、少し重たく感じることはありませんか?
無理をしているつもりはないのに、なんとなく元気が出ない。気分が上がらない。
そんなとき、
「年齢のせいかな」「更年期だから仕方ないかな」
と 思ってしまう方も多いかもしれません。
でも実はこの不調、体だけの問題ではなく、潜在意識とも深く関わっているんです。
今回は、ある一つの事をやめただけで 劇的に更年期の不調が改善した秘訣をお伝えしたいと思います。
更年期の不調がつらくなる本当の理由
更年期というと、ホルモンバランスの変化による不調。
- だるさ
- 頭痛
- 気分の落ち込み
- やる気が出ない

こういった症状を思い浮かべる方も多いと思います。
私自身、今50代ですが、「わりと更年期なの?」と思う時期が、かなり早い段階からありました。
「体調がすぐれない」「家に帰って30分は横にならないと家事で動こうと思えない」
そんな日が、40代の頃から続いていました。
でもある時期から、「あれ?なんだか元気かも」と思えるようになったんです。
もちろん、落ち着く時期に入ったということもあるかもしれません。
でも一番大きかったのは、「体調が悪い」と言わなくなったことでした。
「体調が悪い私」をつくっていたもの
以前の私は、少し不調を感じると
「あ〜でたでた更年期」「あ〜〜しんどい」
すぐに、そして無意識にこんな言葉を繰り返していました。
ここで関わってくるのが、潜在意識です。
潜在意識はとても素直で、繰り返し聞いた言葉を そのまま「現実」として採用します。

つまり、
言葉を繰り返す→ 潜在意識に刷り込まれる→ その状態を再現する
という流れが起きているんです。
「体調が悪い」と言い続けることで、脳はそれを「当たり前の状態」として認識し、
その状態を維持しようと働いてしまう。
やばいじゃん…と思って、その言葉をやめてしばらく経った頃、
気づいたら、その「体調悪い」がなくなっていました。
自分が言い続けてきた言葉を、自分の内側がちゃんと受け取って、「体調が悪い私」を作り続けていたんですね。
脳は「つらさ」をつくることも、ゆるめることもできる
ここで少しだけ、脳と体の感じ方の関係についてお話ししますね。
実は、不調や痛みというのは体だけで感じているものではありません。
脳が「これはつらい状態だ」と判断して、はじめて私たちは それを「しんどい」と感じます。
つまり、同じ体の状態でも 受け取り方によって 感じ方は変わるということ。
更年期のゆらぎも、ホルモンの変化というきっかけに対して、
脳がどう意味づけするかで つらさの感じ方が大きく変わります。
ヒプノセラピーでは、深いリラックス状態に入ることで、この「脳のフォーカス」をやさしく変えていきます。
「しんどさ」に向いていた意識を、「安心」や「回復」に向けることで、体の反応そのものが 少しずつ変わっていくのです。
なぜ更年期に「感情」があふれてくるのか
ここから少し、感情のお話をさせてください。
更年期の時期って、体の変化だけでなく、これまで溜めてきた感情が表に出てきやすい時期でもあります。
イライラしたり、急に悲しくなったり、理由もなく不安になったり。
それは決して「弱くなった」わけではなくて、これまで感じないようにしてきたものが、
ようやく感じられるタイミングが来ただけなんです。
思い返すと、学生のころの私は
「植物になりたい」
そんなふうに思っていました。感情を感じなければ、傷つくこともないし、つらくなることもない。
そうやって、自分を守っていたんですよね。
そんな風にしてずっと我慢してきた優しさ。飲み込んできた本音。
それらが少しずつ、「もう気づいてほしい」とサインを出している状態。
だからこそ、無理に抑え込むのではなく「そう感じてたんだね」と認めてあげるだけで、体も心も ふっとゆるむ瞬間が訪れます。
ただ「言葉」を変えるだけで流れが変わる
潜在意識は、とてもシンプルです。
あなたが日々かけている言葉を、そのまま現実にしようとします。
だからもし今、更年期の不調でつらいと感じているなら
「今日もダメだな」ではなく
「ちょっと休む時間をとってあげよう」、「私の体、ちゃんと回復しようとしてる」
そんなふうに、やさしい言葉をかけてあげてみてください。
無理に元気になろうとしなくていいんです。
ただ、体を信じてあげること。
そして、自分に向ける言葉を少しだけ優しくすること。
それだけで、回復の流れは静かに動き出します。
無理に変えなくても、自然と変わっていく
ヒプノセラピーでは、この「無意識の思い込み」にやさしく働きかけることで、体の反応や感覚を整えていきます。
何かを無理に変えようとしなくてもいい。
頑張って元気になる必要もない。
ただ、「そういうことだったんだ」と自分の体や感情に気づいてあげること。
それだけで、内側のバランスが整いはじめ、現実も少しずつ変わっていきます。
もしあなたの中にも、理由のわからない不調やしんどさがあるなら、
体の奥にある声に、そっと耳を傾けてみませんか?
そこには、今のあなたを軽くしてくれるヒントが、きっと眠っているはずです。
(伊藤えり子)
