先延ばしがみるみる減る!潜在意識を動かす最強のイメージ法

   

暗示療法

前回の記事では
「やらなければいけないことがあるのに、なぜか他のことを始めてしまう」
その理由についてお伝えしました。

前回お話ししたように、私たちがやるべきことから逃げてしまう背景には、
「怖い」
「失敗したら恥ずかしい」
「間違えたくない」

といった潜在意識の声があります。

その気持ちに気づき、存在を認めてあげること。
それが、とても大切な第一歩でした。

そして今回は、その次のステップについてお伝えします。

「自分では気づかなかった恐れや不安を認識できた」。
これは本当に大きな一歩ですが、「やりたいことに向けてサクサク行動できる自分」になるには、
さらにもう一段階進む必要があります。

サクサク行動できる自分になるために、どうしたらいいのでしょうか?

とても効果的で、しかも誰にでもできる方法があります。

それは
【やりたいことをやり遂げて、喜んでいる未来の自分】
を、ありありと想像すること。

ただ未来の自分をぼんやり思い浮かべるのではありません。
細部まで具体的にイメージし、その時の感情を「今ここで」体感する
これがとても大切です。

    たとえば、

  • スッと作業を始め、サッと終わらせて充実感を味わっている自分
  • 集中して気持ちよく進められ、爽快感を感じている自分
  • 終わった瞬間の幸福感が全身に広がっている自分
  • 自分を誇らしく思っている自分
  • 周りから「すごいね」と言われて嬉しい自分
  • どんどん行動できて、毎日を軽やかに楽しく過ごしている自分

こうした姿を、映画のワンシーンのように鮮明に、色、音、匂い、空気の温度や湿度までイメージする。
五感をフルに使って、「やりたいことをやり遂げた未来の自分」をありありと描き出します。

これが、第二ステップです。


では、なぜ私は「とても効果がある」とお伝えするのでしょうか?
理由はシンプルです。

潜在意識は「想像」と「現実」の区別がつかないため、
「想像したことを現実として処理する」性質があるからです。

例えば、今ここにレモンがあると想像してみてください。
ギュッと絞ったレモン果汁の酸味を思い浮かべると・・・
どうでしょう?
唾液が出たり、あごの付け根がキュッとなりませんか?
実際には、目の前にレモンがないのに、体は反応してしまう。

これが潜在意識の力なんです。

この力を上手く使うと、「やりたいことができて、喜んでいる未来の自分」をイメージすることで、
潜在意識はそれを「現実で、すでに起こっている」と勘違いし、
「現実をイメージに合わせよう」と、潜在意識があなたの行動を自然に方向づけてくれるのです。

未来で「できている自分」を具体的にイメージし、その時の感情を五感で味わえば味わうほど、
潜在意識の中では、「そこへ向かうのが当たり前」というモードに切り替わります。

それは、まるで犬ぞりに乗っているかのように、
軽やかに最速最短で、行き着きたい未来へ連れて行ってくれるのです。

しかし、多くの人が逆のことをしてしまいます。
「できるかな…」
「失敗しそう…」
「また先延ばししたらどうしよう…」

このようにネガティブな未来を無意識に想像してしまう。
すると潜在意識の中では、それを「望む未来」と勘違いし、自動的にそちらへ舵を切ってしまう。

その結果、行動するのが重くなり、後回し、先延ばしをしてしまい、
「やっぱり今日もできなかった」となるわけです。

ですから、どうか覚えておいてください。

潜在意識はあなたの敵ではなく、イメージした方向に素直に動いてくれるあなたの「味方」です。
まとめると・・・

【第一ステップ】
・自分の中にある恐れや不安の存在に気づき、受け入れる
【第二ステップ】
・ありたい自分の姿をありありと想像し、感じたい感情を、今の自分で味わう

スポーツ選手や音楽家が本番前にイメージトレーニングをするのは、まさにこの仕組みを利用しているからです。
あなたもぜひ「ありたい未来の自分」を、想像してみてください。

すると、気づけば行動が軽くなり、やるべきことをサクサク進められるようになり、
毎日が驚くほどスムーズに流れ始めます。
未来を恐れて動けないのではなく、未来を先に味わうから動けるようになります。

私たちヒプノセラピストは、自分一人では気づけなかった恐れや不安の存在に気づき、
「本来の自分」に近づくサポートをしています。

「そう言われても、ちゃんとできるか不安」と思われる方は、
ぜひ私たち意識研ヒプノセラピー協会の扉を開いてみてください。

経験豊富なセラピストたちが、あなたに寄り添い、
あなたの理想の未来へ導くお手伝いをさせていただきます。

(ラインスハーゲンわかな)

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